1月中旬ぐらいから、「iPhone(アイフォーン)」などで知られる米国のIT企業アップル社のふりをして、住所や氏名、電話番号、クレジットカード番号などの個人情報を盗(ぬす)もうとする「フィッシングメール」が出回っていました。
このメールの本文には、ニセモノサイトにつながるURL(http://で始まるホームページの住所のようなもの)が表示されています。それをクリックすると、アップル社のホームページと見間違(みまちが)うようなサイトに誘導され、先に出てきたさまざまな情報を盗み取ろうとするのです。
現在、問題のサイトは閉鎖(へいさ)されているようですが、これからも似たようなメールが出回ることは多いと思いますので、次のことに注意してください。
①銀行やクレジットカード会社が、口座番号やクレジットカード番号、ID、パスワードなどの情報をメールで確認(かくにん)することはありません。このようなメールに返事を出してはいけません。
②メール本文中のURLリンクは、危険なサイトに誘導(ゆうどう)されるおそれがあります。不用意にリンクをクリックしないようにしましょう。
③基本ソフト(OS)やインターネット検索(けんさく)に使う閲覧(えつらん)ソフトのブラウザーは最新のものにしましょう。
この種の手口は年々、巧妙(こうみょう)になっています。今のうちから気を付けておきましょう。(ITサポートさが・陣内誠)