皆(みな)さんがインターネットを使っているとき、ウェブページの一部に「商品広告(こうこく)」が表示(ひょうじ)されることがあると思います。きょうはこの「広告」に関するお話です。
アメリカのグーグル社が3月中旬に「2017年の1年間で32億(おく)の悪質(あくしつ)な広告を削除(さくじょ)した」と発表しました。16年には17億の広告が削除されたとのことですから、それに比べると、ほぼ倍増したことになります。インターネット上の広告には怪(あや)しいものが多いのも事実です。
「アメリカのことだから」と高(たか)をくくってはいけません。日本でも、ある種類の広告が問題になっています。それは、「初回無料」とか「お試(ため)し価格」などの広告です。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
その中には、定期(ていき)購入(こうにゅう)や複数回(ふくすうかい)の購入条件(じょうけん)が設定(せってい)されているものがあり、1回限りのつもりで購入した商品が定期的に送りつけられたり、2回目以降は高額(こうがく)な料金を請求(せいきゅう)されたりするトラブルが発生しているのです。途中(とちゅう)解約(かいやく)を申し出ると、「定期購入が条件なので、初回分は正規(せいき)料金で購入して」と要求(ようきゅう)されることもあるようです。
これらのトラブルを防ぐためには、契約(けいやく)内容をよく読むことが必要です。ついつい読み飛ばしがちな契約内容ですが、注意深く確認する姿勢(しせい)が大切ですね。(ITサポートさが・陣内誠)