6月初旬(しょじゅん)に米マイクロソフト社が、Windows(ウィンドウズ)10 のサポートを2025年10月14日に終了(しゅうりょう)すると発表しました。サポートというのは、セキュリティホールなどWindowsの不具合に対する修正(しゅうせい)プログラムの提供(ていきょう)や新しい機能(きのう)の追加などのことです。つまりサポートが終了すると、Windows10にセキュリティ上の不具合が見つかっても対策(たいさく)されなくなるということです。大変危険(きけん)だということは分かりますよね。
マイクロソフト社の開発を担当(たんとう)する人が15年、「Windows10はWindowsの最後のバージョンとなる」と発表していたので、みんな「これからは、アップデートがずうっと続くのだろうなぁ」と思っていました。Windows10が出るまでWindowsは、何度もバージョンアップを繰(く)り返(かえ)していました。その度に新しいWindowsに対応(たいおう)したソフトウェアを開発しなければならなかったので、正直なところ、みんな困(こま)っていたのです。ソフトウェアを新しくするのはお金も労力もかかりますからね。ですので、「最後のバージョンとなる」という言葉は、結構(けっこう)歓迎(かんげい)されていたのです。
Windows10のサポート終了日が設定(せってい)されたということは、新しいWindowsが発表されるということです。実は日本時間の6月25日にマイクロソフト社が「新しいWindows」の発表イベントを開催(かいさい)する予定です(このコラムを書いているのが6月17日なので、『予定』ですが、読者の皆さんにとっては一昨日ですね)。
新しいWindowsが「11」になるのか、それとも全く新しい呼(よ)び方になるのかわかりませんが、ちょっとだけ楽しみですね。
(ITサポートさが・陣内誠)