楽しい冬休みを過(す)ごしていることだと思いますが、前回に続いて再度(さいど)注意をうながしたいと思います。
11月末と12月中旬に中学生が書類送検(そうけん)されたというニュースが連続しました。書類送検というのは、警察(けいさつ)で調べられた事件(じけん)の証拠(しょうこ)や書類を検察庁(けんさつちょう)や家庭裁判所(さいばんしょ)に送ることです。両方(正確(せいかく)には3人)ともインターネット関連の事件だったので、インターネットを使っている人なら誰(だれ)でも事件を引き起こす可能性(かのうせい)があることだと心配しています。
11月の件(けん)は、交通事故被害(じこひがい)者の家族などに中学生が脅迫(きょうはく)メールを送った事案で、12月の件は、サイバー攻撃(こうげき)を代行する海外のネットサービスを使って中学生が国内の企業(きぎょう)や学校に攻撃を仕掛(しか)けたというものでした。インターネットは、使い方によっては簡単(かんたん)に他者を攻撃することができます。どんな使い方をするかは、使用者の気持ちの持ち方しだいなのです。
前回も書きましたが、インターネット使用やネット上での言動には責任(せきにん)がともなうことを強く意識(いしき)してほしいと思います。「面白そうだとか、興味(きょうみ)があったからという理由では許(ゆる)されない」ということを自覚しなければいけません。
また、長期休みで心が浮(う)き立(た)っている時や心配事で心が沈(しず)んでいる時など、冷静さを失っている時の情報(じょうほう)発信にも気をつけてください。例えば、これから中学校や高校の合格(ごうかく)発表など気持ちが大きく動く出来事があると思いますが、一人ひとりが気をつけてトラブルを避(さ)けましょう。
(ITサポートさが・陣内誠)