
2月20日、警察庁(けいさつちょう)が「『海外で儲(もう)かる仕事』は危険(きけん)です!」という呼(よ)びかけを行いました。オンラインゲームやインターネットなどで知り合った人から仕事に誘(さそ)われて、外国に呼(よ)び寄(よ)せられたあげくに犯罪(はんざい)の手伝いをさせられていた高校生が助け出されたというニュースを目にした人もいるでしょう。テレビでは2人の高校生の事例が報道(ほうどう)されていましたが、ニュースになっていない人もたくさんいるようです。皆(みな)さんオンラインゲームには注意してください。
オンラインゲームといえば、有名な小学生ゲーマー(T君)が「競技(きょうぎ)に専念(せんねん)するために。中学校には通わないことを決めました」とSNSで宣言(せんげん)して、先月話題になっていました。元小学校の先生としては「中学校は行ってほしいなぁ」とは思いますが、周囲の大人たちとも真剣(しんけん)に話し合った結果のようですから、私(わたし)の意見を主張(しゅちょう)することは差(さ)し控(ひか)えます。
ただ、この件(けん)について唯一(ゆいいつ)心配しているのが、T君のマネをする子どもたちがでてしまうことです。簡単(かんたん)な気持ちで「T君が許(ゆる)されるなら、ボクもいいよね」とは言ってほしくないのです。T君がわざわざSNSで発言したのは、今後活動を続けて行けば中学校に通っていないことがばれて騒(さわ)ぎになることをみこして、前もって彼(かれ)の覚悟(かくご)を示(しめ)したのでしょう。前からいっていますが、SNSで発信することは、それなりの覚悟が必要です。それを示したT君の態度(たいど)はすごいと思います。
たかがゲーム、されどゲームな春休みです。
(ITサポートさが・陣内誠)